2015年8月18日火曜日

Windows 10導入 メインPC編 6

10にアップグレード後、地味に痛い不具合が発生しました。
使用中にモニタの電源をOFF/ONすると、オープン中のウィンドウが全て左上に移動し、サイズが640×480に縮小されてしまうのです。
昔、全画面のゲームをプレイした後で通常画面に戻るとウィンドウのサイズやデスクトップアイコンの配置が狂ったものですが、それと似た状況に見えます。

子供のいたずらを防ぐため、PCから長時間離れる時はCTRL+ALT+DELでロックをかけ、モニタの電源をOFFにしています。
このままだと離席時にいちいち全ウィンドウを閉じねばならなくなり、結構なストレスです。

検索すると類似の事例があり、いずれもOSがモニタを正常に認識できない、ケーブル不良、等が原因でした。
しかし今回は安定環境からのアップグレードであり、念のためハードウェアの認識状況を再確認しても不具合は無く、これは該当しなさそうです。

さらに検索すると、こんな回避策を見つけました。
http://chirinoame.blogspot.jp/2014/01/displayport.html

レジストリキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Configuration\SIMULATED_1002_67B1_00000003_00000000_100^F8DEF6595D1BF5C34347F6E90A246F85\00
PrimSurfSize.cxを画面の横サイズ (うちの場合は10進で1920)、PrimSurfSize.cyを縦サイズ (同じく10進で1200) に設定

結局原因は不明ですが、確実に回避できるようになったので良しとします。

2015年8月17日月曜日

Windows 10導入 メインPC編 5

初回の失敗はインストール用USBメモリの選定にあったと思われます。
今度はいらんことをせず、Hyper-VやT100TAで実績のあるUSBメモリを使用します。

Media Creation Toolで導入メモリを作成。
8.1上から導入メモリ内のsetup.exeを起動。
放置。

前回は青画面 (ていうか水色画面) で引っかかった再起動、今回は通過しました。
作業の進捗率が表示され、どんどんカウントアップされていきます。

さらに放置。
再起動がかかり、Windowsの画面が表示されました。
よし、いけた!

ただ、Hyper-VやT100TAの時はユーザ設定の選択を求められたのに、今回はいきなり通常のWindowsが起動しています。
そして画面には何やらダイアログボックスが…えー、インストール中にトラブルが発生し、Windows 8.1に戻ったとのこと。
嘘…だろ…。

こういう場合、何かのデバイスが邪魔をしていることが多いので、周辺機器やカードを抜き差ししながら試行錯誤するのが常套手段です。
しかしメインPCは2010年ごろの鉄板構成で、後から追加したデバイスなんて有線の箱コンくらいです。
つまり、試行錯誤する余地がほとんど無いのです。
まさかCPUやビデオカードを抜くわけにもいかないし、他に挿さってるカードなんて…あ、TekramのSCSIカードを挿したままだった。

SCSIカードを抜き、念のため作業前バックアップから綺麗な8.1環境を戻して、満を持してアップグレード作業をリトライしました。
はい、今度はうまくいきましたよ。
疲れた。ほんと疲れた。

最初、あまりにも8.1環境がきっちり引き継がれ、デスクトップの見た目がほとんど変わらなかったので、また途中で失敗して戻ったのかと焦りました。
よく見るとタスクバーもスタートメニュー等の中身もすっかり10仕様に変わっており、一安心。

ネット、動画、ゲーム等、とりあえず日常的なオペレーションは8.1と同様に可能なことを確認しました。
当面、常用するのに問題無さそうです。

ちなみに、ケチのつき始めとなったUSB 3.0メモリでの導入失敗ですが、どうもうちのマザーではUSB 3.0端子に接続したUSB 3.0デバイスからはブートできないようです。
まさにUSB 3.0が出始めた頃のマザーボードなので、サポートが完全でないのかもしれません。
後日、ブータブルなUSB 3.0メモリを作成しUSB 3.0非対応のポートに挿したところ、ブート可能でした。

2015年8月16日日曜日

Windows 10導入 メインPC編 4

もはやWindows導入よりリカバリの方が主題になっているような。

True ImageのWinPE版レスキューメディア作成を選択。
追加コンポーネントのダウンロードとインストールを要求されるので、指示通りに操作。
念のためWindowsとTrue Imageを再起動し、ブート実績がある方のUSBメモリでWinPEメディアを作成しました。

再起動し、祈るような気持ちでUSBメモリからブート開始。
数分後、シンプルなWindowsの画面に切り替わり、True Imageの操作メニューが表示されました。
よし、最初の壁はクリア。

次に、前回と同様に復元元としてバックアップを、復元先として本来のCドライブを選択。
復元開始。
…10GB…20GB…止まることなくリストアは続き、最後まで完了しました。
おお。

いやいや、今までの半日近い紆余曲折を思うとまだ安心はできないぞ。
USBメモリを引っこ抜き、一連の作業前にハードウェア構成を戻してから再起動。
数秒後、Windows 8.1の見慣れたデスクトップ画面が表示されました。
ああ…とうとう戻ってきた…。

さて。
確実に戻る手段がわかったところで、Windows 10のアップグレードに戻るとしましょう。

2015年8月15日土曜日

Windows 10導入 メインPC編 3

暗雲垂れ込めまくりなので、コーヒー飲んで一服。
…さて、残された選択肢は何か、考えてみます。

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方法1. 別HDDにWindows 8とTrue Imageをインストールし、別HDDから本命Cドライブをリストア。
自分自身を潰さないパターンなので、途中でハングするLinuxを経由しない筈。

方法2. WinPEのレスキューメディアを作成し、リストア。
これもLinuxを経由しない筈ですが、追加ソフトのインストールが必要らしいのでちょっと面倒かも。

方法3. Cドライブのバックアップを丸ごと復元することをあきらめ、ファイル単位でリストア。
CドライブにWindows 8.1を再インストール、ドライバを更新、Windows Updateを適用、アプリを再インストール、バックアップから設定ファイルのみ上書き…要は、一から作り直しです。
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いちばん確実そうな方法1から試します。
こんなこともあろうかと残しておいたeSATAのHDDを発掘。
Windows 8とTrue Imageをインストール。
ついさっきやったばかりの作業を繰り返すこの徒労感たるや。

eSATA HDDから8を起動し、True Imageを起動。
復元元としてバックアップを、復元先として本来のCドライブを選択。
目論見通り、再起動無しでリストアが始まりました。
やった、これで元に戻れる。

と思ったら、リストア開始直後すぐメイン画面に戻ってしまいました。
裏でリストアが進行している様子はありません。
エラーメッセージもログ出力も無く、何が起きているのか全くわかりません。

バックアップは取れてもリストアできない…?
ひどすぎるぞおい。

まあファイル単位でのリストアはできるので、最悪でも上記の方法3は採れますが、本当に最悪なんでそれだけは。

2015年8月14日金曜日

Windows 10導入 メインPC編 2

迂闊というか間抜けというか、準備と考慮が足りなかったがためにいらん労力がかかる状況になってきました。
こんな時こそ冷静に。

とりあえず、復旧ツールとしてT100TAが使えるのは僥倖です。
フル機能のWindowsとUSBが使えるPCがあれば、たいていの対応は可能な筈。

まずはAcronisのWebサイトへ。
登録したユーザーIDでログオンし、製品サポートページへ移動すると、True Image本体やレスキューメディア作成ツールがダウンロードできます。
レスキューメディア作成ツールをダウンロードしたT100TAにUSBメモリを挿し、ブータブルなメモリを作成しました。
今回はUSB 3.0メモリではなく、実績のある古いメモリを使います。

メモリをメインPCに挿してリセット。
程なくAcronisのロゴとともに"Loading Please Wait"と表示されました。
やれやれ、ブートしてくれればこっちのもんだ。

…待てど暮らせど処理が進みません。
全然こっちのもんじゃなかったです。
詳細表示オプションつきで再起動しブートシーケンスを見ると、Linuxの起動中にコアダンプを吐きまくり、最後にはハングしていました。

レスキューメディアが使用不可だと、いきなり面倒になっていきます。
どうにかメインPCのHDDでWindowsとTrue Imageを動かすしかなくなるからです。

嘆いていても仕方ないので、メインPCのCドライブにWindows 8とTrue Imageをインストールしましょう。
USB接続のDVDドライブ、Windows 8の導入DVD、SATAドライバ入りのUSBメモリを用意。
Windows 8の導入DVD発掘でもひと手間ありましたが省略。
Cドライブを完全にクリアして8を導入。
続いてTrue Imageを導入。
ちくしょうめんどくせえ。

True ImageからCドライブのリストアを選択。
自分自身を潰すリストアになるため、再起動後のリストア続行となります。
Cドライブからリブートし、程なくAcronisのロゴとともに"Loading Please Wait"と表示され、コアダンプ連発そしてハング。
あかんがな。

OSの再インストールまでしたのに、なんてこった。
エアコンの効いた部屋ですが、汗が額に浮かぶようになってきました。

2015年8月13日木曜日

Windows 10導入 メインPC編 1

Hyper-VとT100TAの8.1は、予想以上の順調さで10へのアップグレードを完了しました。
残りはメインPCのみ。このPCも7→8→8.1はノートラブルであり、特に不安は無さそうです。
とはいえトラブル時の影響はかなり大きく、念のためAcronis True ImageでCドライブのフルバックアップを取得しました。
これでさらに安心。

だった筈なのに、なんかもうひどいことになりました。色々と。
結果的にはアップグレードに成功しましたが、若い頃と違ってPCトラブルを楽しむ余裕の無くなったおっさんには辛い状況でした。
以下、記録を残します。時系列でだらだらと。

まず、Hyper-VやT100TAと同様、USBメモリを挿してメインPCの8.1上からsetup.exeを走らせました。
ただし、今までの作業には結構な時間がかかったので、USB 3.0対応の高速メモリに導入メディアを作成し直し、これを使って導入しました。
今にして思うに、ここでいらんことをしなければ…。

8.1上でファイルコピー処理等が実行された後、再起動がかかります。
本来なら10のインストーラが起動され処理を引き継ぐわけですが、INACCESSIBLE BOOT DEVICEで止まってしまいました。
USBメモリを挿しっぱなしだったのでブート順が狂ったのかな、とUSBメモリを抜いてリセットしましたが起動せず。
ブートデバイスを既存HDDやUSBメモリに明示指定しても起動せず。
あれ、ブートローダが無くなった…?

まあ、慌てることはありません。
直前にCドライブをまるまるバックアップしているので、ここから戻せばいくらでも試行錯誤できるのです。
さて、リストアするか…って、レスキューメディア作ってなかった!
どうやって戻すつもりよ俺。

2015年8月12日水曜日

Windows 10導入 TransBook T100TA編

Hyper-Vのアップグレードは問題無く完了しました。
次は実機に着手します。
今回の対象は万一吹っ飛んでもあまり影響の無い、T100TAです。

導入USBメモリを挿し、仮想8.1上でsetup.exeを実行。
後はほぼ放置でWindows 10化完了。
前回のHyper-Vは64bit版、今回のT100TAは32bit版という違いはありますが、導入作業の進行に違いはありませんでした。

いくつか不具合があったものの、すぐに解消しています。
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1. 液晶輝度が調整できない
Fnキーにて液晶の輝度が変更できず、常時MAX状態で目が痛かったです。
Windows Updateを一式適用した後、再起動したらFnキーが効くようになり、解消しました。

2. タッチパッドのジェスチャーが効かない
ごく基本的な、カーソルの移動とシングルタップによる左クリックは可能ですが、二本指での操作は全くできませんでした。
ASUSの公式サイトにWindows 10用のドライバがあったので、これをインストールして解消しました。
なお、旧ドライバのファイル一式をあわせてダウンロードしておかないと、旧ドライバのアンインストールに失敗します。
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Cドライブ容量に余裕が無いため、8.1への戻しに必要なバックアップを削除しました。
「システムファイルのクリーンアップ」から削除完了です。

Windows 10化は、どちらかというとタブレットとしての使い勝手の方が大きく変わるものなのかもしれません。
しかしうちのT100TAはほぼノートPCとして運用しているので、タブレットとしての確認は追々。

2015年8月11日火曜日

Windows 10導入 仮想環境編

10の導入ですが、まずは使用頻度がそこそこ高く、かつトラブル時のリカバリが楽なHyper-V上の8.1から着手します。

導入USBメモリを挿し、仮想8.1上でsetup.exeを実行。
後はほぼ放置。
「簡単設定」を選んだこともあってか、人間が悩む余地無く作業は勝手に進行し、気づいたらWindows 10の起動画面が表示されていました。

最初に触れる10のため操作で少し混乱しましたが、8.1の頃から専らタスクバーとデスクトップのショートカットを利用し、スタートメニューをほとんど使っていなかったため、使用感はほとんど変わりません。
非互換により動作しないツール等は特に無く、今までと変わらない運用ができそうです。

2015年8月10日月曜日

Windows 10導入 準備編

Windows 10の配布が始まりました。
うちには現在、XP環境が1つ (仮想のみ)、8.1環境が3つ (仮想1、物理2) 存在します。
XP環境は塩漬け用なので放置として、8.1環境を順次アップグレードしていくことにします。

8.1環境のうち2つは、7→8→8.1とアップグレードを重ねたものです。
Windows 95/98の時代と違ってアップグレードインストールの信頼性はとても高く、クリーンインストールに拘る理由は最早ありません。
今回も上書きアップグレードによるインストールを試みます。

とはいえ、アップグレード失敗のリスクは考えておくべきです。
最悪のケースとして、導入先のドライブ内容、つまり8.1のCドライブが全く消失してしまう状況を想定します。
導入先の環境毎に検討しました。
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1. Hyper-V上の8.1
事前に仮想ディスクのバックアップを取っておきます。
非常時にはバックアップから戻すことにより、アップグレード直前の状態に戻ります。

2. TransBook T100TA
非常時には製品のリカバリ機能により、出荷時状態に戻します。
消えて困るデータはCドライブに置いておらず、追加アプリの導入やカスタマイズも最小限なので、クリーンインストールで問題ありません。

3. メインPC (自作機)
事前にAcronis True ImageでCドライブのバックアップを取っておきます。
非常時にはバックアップから戻すことにより、アップグレード直前の状態に戻ります。
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MSからのアナウンスによると、必要なファイルはP2Pで配布され、準備ができたPCからアップグレード可能になるとのこと。
実際、$Windows.~BTフォルダは早い時期にCドライブ直下へ作成されました。
しかしいくら放置してもファイルは全く増えていかないので、Media Creation Toolで導入メディアを作成することにしました。

USBメモリを挿した状態で、MSからダウンロードしたツールを起動します。
後は画面の指示に従うことで、USBメモリがブータブルなWindows 10導入メディアに作り変えられていきます。
今回は容量 8GBのメモリを使いましたが、32bit/64bit両用の導入メディアが問題なく作成できました。