2013年5月28日火曜日

Xperia A 使用感

 SO-04E Xperia Aを購入して約1週間。
 環境もおよそ整ったところで、使用感など。

【arcより良くなった】

・速い

本体の能力と回線の帯域幅が強化され、あらゆる状況で体感速度が段違いに向上しました。
arcでは特にWeb閲覧時にいらいらすることがありましたが、AはPCとほとんど同じ感覚になりました。

・GPSの感度が大幅改善

arcのGPSはとても掴みが悪く、屋内だろうが屋外だろうが都市部だろうが田舎だろうが、なかなか電波を拾ってもらえない状況でした。
Aは劇的に改善されており、例えオフィスビルのトイレ個室の中だろうと、地図アプリを開いた次の瞬間には私の現在位置が露呈する、素晴らしい感度になっています。

・タッチパネルの操作精度が大幅改善

arcは、誤動作防止のため意図的にタッチパネル隅の感度が悪くしてあったようで、これがストレスの元になっていました。
Aは隅々まで感度良好で、かつ誤動作が頻発することもなく、この辺りの調整が改善されたものと思われます。
また、arcは隅以外でも、実際に指でタップした場所から少しずれた場所でタップ判定が発生することが多々ありましたが、Aはほぼ思い通りの操作ができます。
反応が速くなったこととあわせて、軽快な操作感が実現されています。

・回転の判定精度向上

arcは、本体を縦→横へ傾けるのは敏感に検知していましたが、横→縦へ傾けるのはなかなか検知してくれませんでした。
(これは個体差かもしれません)
ちょっとした拍子に画面が横に傾き、しかもそれを縦に戻すのにはarcをぶんぶん振り回す必要があったりして、ストレスでした。
Aはどちらも公平に検知してくれます。

・内蔵ストレージの大幅増量

アプリをインストールする先の内蔵ストレージが、大幅に増えました。
arcは1GBだったのに対し、Aは32GBです。
ここはarc最大の泣き所であり、rootを取ってのLink2SDが事実上必須でしたが、Aでは内蔵ストレージの残量を気にする必要は当分無さそうです。

【arcより悪くなった?】

・カメラの音が大きい

カメラのシャッター音が、かなり大きく感じられます。
撮影に特段問題ない状況であっても、周囲をびっくりさせてしまいそうです。

・USBコネクタにフタがついた

おそらくは防水目的で、USBコネクタにフタがついています。
このため、クレードルを使わずにケーブル接続で充電する際、フタをいちいち開け閉めする必要があります。
私は、自宅と職場の両方で充電するようにしているので、どちらか片方ではケーブル接続で充電する必要があり、フタの開け閉め頻度が比較的高くなるのでめんどくさいです。
嫁はんもAを買おうとしているようなので、嫁クレードルを職場用にもらおうかな。

・タッチパネルの感度が鈍い

先述の通り、タッチパネル隅の感度は改善されました。
ただ、そもそも、全体的に感度がarcより少し鈍く、軽くタッチしただけでは反応してくれないことがたまにあります。
もっとも、これはarcと比較しての話であり、不具合というには程遠いレベルです。
むしろarcがピーキーであり、これに慣れてしまっただけかもしれません。
(ちなみに、arcもAも液晶保護フィルムは貼っていません)

【その他、気づいた点】

・画面が明るい

画面の輝度が高くなり、屋外でも見やすくなりました。
私は暗めの画面が好きなので、日ごろは輝度を目いっぱい落として使っています。

・大きい

今時のスマホにしてはむしろ小型の部類に入るようですが、今までarcのサイズに慣れていたので、大きく感じられます。
ただし、角を落とした形状や表面の材質のおかげか、ホールド感は決して悪くありません。
リングストラップをつければ、片手操作も問題なく可能です。

【総括】

ラインナップ的にはミドルエンド扱いのようですが、低スペックでも安普請でもなく、とても快適に使えます。
「実質」¥15,000とするためには2年間の継続使用が必要ですが、理屈抜きで最新スペックでないと気が済まない性質の人でなければ完走できるでしょう。
あえて言うならカメラの音が大きいのはちょっと気になるので、root取得が可能になればまた無音化を検討したいところです。

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