不調なWDのHDDを処分する話。
方針としてはHDDをRMAには出さず、ヤフオク行きにすることとしました。
他の方に譲渡するとなると、HDDの中身をそれなりに真面目に消去しておきたいです。
このHDDは仮想PCのCドライブ格納場所であると同時に、他HDDのバックアップ先でもあり、sensitiveなデータが存在するかもしれないからです。
しかし、このHDDは他の常時稼働区画からネットワークドライブとしてマウントされ、五月雨式にバックアップデータが流れ込んでくる忙しい人でもあります。
せっかくHDDを消去しても、消去したそばからバックアップデータを書き込まれては意味がありません。
そこで、消去作業中は一時的にドライブレターを変更し、他のPCからのネットワーク接続を一時的に無効にすることにしました。
他のPC側でネットワークドライブを切断してしまうと、復元が面倒なので。
つまり、作業は下記2本立てになります。
1. 対象HDDのドライブレターを変える
2. 対象HDDの中身を消去する
XPや7上で作業するのであれば、いずれも簡単な話です。
しかし、対象HDDはHyper-V配下に接続されています。
そのため、今時のツールにしては妙に不親切なdiskpartを使用せねばなりません。
ちなみに、XPや7なら、ディスク消去はcipherコマンドで可能でした。
一方、Hyper-Vではdiskpartのcleanコマンドしかないようです。
これはcipherと違ってゼロフィルのみの消去ですが、まあヤフオクに出すこのHDDがFBIあたりに落札されない限り、ゼロフィルで十分でしょう。
以下、手順まとめ。
・ドライブレター変更
GドライブをZドライブに変更しました。
実際に入力したのは、赤字部分です。
DISKPART> list volume
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
Volume 0 C NTFS Partition 75 GB 正常 システム
Volume 1 F ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 2 E ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 3 D ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 4 G NTFS Partition 932 GB 正常
DISKPART> select volume 4
ボリューム 4 が選択されました。
DISKPART> list volume
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
Volume 0 C NTFS Partition 75 GB 正常 システム
Volume 1 F ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 2 E ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 3 D ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
* Volume 4 G NTFS Partition 932 GB 正常
DISKPART> assign letter=z
DiskPart はドライブ文字またはマウント ポイントを正常に割り当てました。
DISKPART> list volume
Volume ### Ltr Label Fs Type Size Status Info
---------- --- ----------- ---- ---------- ------- --------- --------
Volume 0 C NTFS Partition 75 GB 正常 システム
Volume 1 F ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 2 E ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
Volume 3 D ボリューム NTFS Partition 932 GB 正常
* Volume 4 Z NTFS Partition 932 GB 正常
・ディスク消去
消去対象はDisk 4です。
実際に入力したのは、赤字部分です。
DISKPART> list disk
Disk ### Status Size Free Dyn Gpt
-------- --------------- ------- ------- --- ---
Disk 0 オンライン 75 GB 0 B
Disk 1 オンライン 932 GB 0 B
Disk 2 オンライン 932 GB 0 B
Disk 3 オンライン 932 GB 0 B
Disk 4 オンライン 932 GB 8 MB
DISKPART> select disk 4
ディスク 4 が選択されました。
DISKPART> list disk
Disk ### Status Size Free Dyn Gpt
-------- --------------- ------- ------- --- ---
Disk 0 オンライン 75 GB 0 B
Disk 1 オンライン 932 GB 0 B
Disk 2 オンライン 932 GB 0 B
Disk 3 オンライン 932 GB 0 B
* Disk 4 オンライン 932 GB 8 MB
DISKPART> help clean
フォーカスされたディスクからすべてのパーティション フォーマットまたは
ボリューム フォーマットを削除します。
構文: CLEAN [ALL]
ALL ディスク上のすべてのセクタを 0 に設定するように指定します。
これにより、そのディスクに格納されているすべてのデータが
完全に削除されます。
マスタ ブート レコード (MBR) ディスクでは、MBR パーティション情報と
隠しセクタ情報だけが上書きされます。GUID パーティション テーブル
(GPT) ディスクでは、プロテクティブ MBR を含む GPT パーティション情報が
上書きされます。隠しセクタ情報はありません。
例:
CLEAN
DISKPART> clean all
DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。
実際は、clean all入力までに、何度も何度もlist diskして確認しています。
同じ容量のHDDを複数接続していると、listだけでは識別が困難なので不安で不安で。
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