2011年4月28日木曜日

原発世代

 福島の原発事故発生直後から、嫁と子供らを実家に避難させています。
 当時は極端な物不足や計画停電もありましたし。

 しかし、いつまでもこの状況を続けるわけにはいきません。
 私が東京で仕事をし、東京に家がある以上、いずれ全員揃って東京で生活する必要があるのです。
 勿論、私自身、家族と一緒に生活したいと強く思っています。

 大方針として「東京で生活する」が既定路線である以上、健康リスクをいかに回避するかが重要です。
 この1ヶ月、暇さえあればずっと考えていますが、なかなか決定的なアイデアが浮かびません。

 大気中の放射性物質は、密度的に問題ないでしょう。
 水道水も、先日の雨で異常値にならなかったようなので、落ち着いたと見なします。
 つまり、問題を「食の安全」と「地表に堆積した放射性物質」に絞り込んで良いと考えています。

 食の安全確保は、産地を厳しくチェックすること、外食を極力控えること、くらいでしょうか。
 産地偽装されたらアウトですが、そのリスクは日本中どこにいても同じなので、当面は考えないことにします。
 とにかく、なんでも風評風評で片付ける風潮に馴らされ、危機感を失わないようにせねばなりません。

 地表の放射性物質は、大人にとっては問題にならない要因でしょうが、幼児にとっては大問題です。
 奴らは平気で砂や石を喰いますし、地面で砂遊びした手を口に入れたりします。
 こちらの対策は、どうしても思いつきません。
 いくら厳しく監視したところで、「地面を触るな」と言ったり、地面を触ったらすぐに手を洗わせたりするのは非現実的です。

 本来は、別の、もっと前向きな将来の課題について色々と考えたいのに。
 明確な回答が無い、しかし決して無視できない大きな問題について、これから何年も、何十年も悩み続けねばならないのでしょうか。

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