志望動機は、退職理由や職務経歴と一貫性を持たせなければなりません。
逆に、それらが固まっていれば、志望動機の方向性は自ずと見えてきます。
私の場合、退職理由は「もっと上流からシステムを見たい」で、職務経歴は「金融系システムのPM」です。
単純に連結すると、こうなります。
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・SIerとして金融系システムのマネージメント経験を重ねてきましたが、もっと上流からマネージメントしたいと考え、A社のような金融業のIT部門で仕事をしたく存じます。
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しかしこれだけでは足りません。
確かにA社は金融業なので筋は通っていますが、A社でなくてはならない理由がどこにもないのです。
上記の理由をそのまま面接で話したら、「同じ金融のB社やC社では駄目なんですか?なぜ、その中でもうちで仕事をしたいんですか?」と突っ込まれます。
対応策は、地道な企業研究しかありません。
A社のサイトや関連する過去のニュースを徹底的に読み、他社に無い強み・弱み、他社よりも力を入れている分野、これから力を入れようとしている分野など、調べ上げる必要があります。
それも、「社風」のような漠然としたものではなく、「xxx社を買収した」とか、「xxxシステムの構築を表明した」とか、具体的なエピソードが望ましいです。それらを自分がA社でやりたいこととリンクさせれば、「A社に対する本気度」をかなり高めに演出できます。
こうして考えたシナリオを、具体的なセリフにまで起こして、想定問答集を作りました。
エージェントへ送付して数日で、返信がありました。
内容的にはおよそ問題ないとのことでしたが、さすが、エージェントはA社について細かい情報を持っています。
面接官はおそらくXさんで、この人は長い話を嫌うので、この話は手短に、のような指摘がもらえました。
さて、下準備はこれで万端の筈です。
ていうかこれで駄目ならもうお手上げ。
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